【症例】60歳 男性
デスクワークの仕事をしている。以前より肩こりがあり、時々首こりと頭痛が起こる。頭痛は後頭部から側頭部にかけて締め付けるような頭痛でヘルメットをかぶっているように感じることもある。近くの病院で精密検査を受けたが異常はなかった。病院でもらった薬を飲んでも良くならないため、マッサージや針治療にも通っている。
【症例】30歳 女性
結婚して5年目。3歳の子供がいるが、夫婦関係は良くない。10代後半から肩こりと頭痛があり2年前から頭痛の回数が増加している。特に子供がごねた時や夫婦喧嘩をした後に頭痛がよく起こる。頭痛は前頭部の重い感じの頭痛で、入浴後は少し楽になる。
【解説】
普段から肩こりがあり、悪くなるとだんだん首こりから頭痛になるパターンが典型です。緊張型頭痛は頭部の筋肉が酸素不足になり、悲鳴を上げている状態です。日常生活でのストレスが非常に多かったり、また上手にストレスを発散できていない事が原因で交感神経が異常緊張し頭部の血流不足を引き起こします。頭の外側が痛いのですから、内側を検査しても異常は見つかりません。血流不足が原因なので、マッサージや入浴で血流が改善すれば2時間位は楽になります。
治療は肩、首、頭の血流不足を改善することです。要するに、肩こりのコントロールが最も重要になります。ストレスの原因を減らす努力をしましょう。また50歳を超えてくると、動脈硬化性疾患(高血圧症、糖尿病、高脂血症)も同時に治療する必要があります。
●生活習慣の改善
ストレスを減らす
肩関節の運動
●治療
星状神経節ブロック
キセノン照射
鎮痛薬
抗うつ薬
漢方薬
動脈硬化性疾患の治療